はじめに
前回の記事では、550点から740点までスコアを伸ばすために実践した勉強法を紹介しました。
今回はその続きとして、740点から865点へスコアを伸ばすために行った学習法と工夫を紹介します。
800点の壁を超えたい方や、高得点を狙いたい方の参考になれば幸いです。
1. 弱点の徹底分析
740点に到達した時点で、基礎力はある程度身についていました。
しかし、高得点を取るには「弱点つぶし」が不可欠でした。
- 公式問題集を解き、間違えた問題を徹底分析
- リスニングでは「設問は理解できるが選択肢で迷う」パターンを抽出
- リーディングでは「時間が足りない」ことが一番の課題
このように、自分がどのタイプの問題で失点しているかを把握することで、次の学習方針が明確になりました。
2. リスニング強化 ― 音声処理スピードを上げる
800点以上を狙う場合、リスニングでの取りこぼしを減らすことが重要です。
- シャドーイング:公式問題集の音声を使い、ナレーターの後に声を重ねて発音
- オーバーラッピング:スクリプトを見ながら音声と同時に発音して、抑揚やスピードを体得
- ディクテーション:聞き取れない部分だけを書き取り、弱点音を特定
特に「Part 3・4(会話・説明文)」で話の流れを掴む力が向上しました。
3. リーディング強化 ― 読解スピードと正確さ
740点台では「解ききれない」ことが多く、時間配分が最大の課題でした。
そこで以下の方法を実践しました。
- スキミング・スキャニングの徹底(要点読み・情報探し読み)
- Part 7の長文演習を毎日継続し、読解スピードを意識
- 分からない文に時間をかけすぎない「捨てる勇気」を持つ
また、『精読』と『速読』をバランスよく取り入れ、英文処理能力を底上げしました。
4. 使った教材
- 『TOEIC公式問題集』4冊を繰り返し使用
- 『金のフレーズ』でTOEIC頻出の語彙力を定着
- 『システム英単語』でTOEIC頻出単語以外の語彙力を定着
- 『TOEIC L&Rテスト 文法問題でる1000問』で文法問題を確実に早く解くことを意識
特に公式問題集は「音声を聞く」「精読する」「解き直す」といった形で何度も活用しました。
5. 本番での戦略
- リスニング:設問先読みを徹底、集中力を切らさない工夫
- リーディング:Part 5をスピーディーに処理し、Part 7に時間を残す
- 「完璧を目指さず、解ける問題を確実に取る」意識で臨みました。
まとめ
740点から865点に伸ばすには、基礎力を磨くだけでなく、弱点を徹底的に潰すことがポイントでした。
特にリスニングでの安定感と、リーディングでの時間配分の改善がスコアアップに直結しました。
これで私のTOEICスコアアップ体験記はひと区切りです。
次回以降は、実際に使用した教材ごとの詳しい内容や活用方法について紹介していきたいと思います。
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