前回は「条件分岐(if文)」を学びました。
今回は、同じ処理を何度も繰り返す方法を学びます。
これをプログラミングでは 繰り返し(ループ) と呼びます。
1. for文の基本
for文は、**「〇回繰り返す」や「リストの中を順番に処理する」**ときに使います。
for i in range(5):
print("こんにちは!", i)
実行すると
こんにちは! 0
こんにちは! 1
こんにちは! 2
こんにちは! 3
こんにちは! 4
と表示されます。
range(5)
は「0から4までの数字」を作る関数ですi
に順番に数字が入ります
2. リストを使った繰り返し
数字だけじゃなく、文字やデータの入ったリストも繰り返せます。
fruits = ["りんご", "みかん", "バナナ"]
for fruit in fruits:
print("私は", fruit, "が好きです")
結果は
私は りんご が好きです
私は みかん が好きです
私は バナナ が好きです
3. while文の基本
while文は 条件が成立する間ずっと繰り返す ときに使います。
count = 0
while count < 5:
print("カウント:", count)
count += 1 # count = count + 1 と同じ
実行すると 0〜4 まで順番に表示されます。
- 条件がFalseになると自動で止まります
4. 繰り返しで簡単なゲームを作ろう
for文とif文を組み合わせて、数字当てゲームの複数回挑戦版を作れます。
number = 7
for attempt in range(3):
guess = int(input("数字を入力してください: "))
if guess == number:
print("正解!")
break # 正解したらループを抜ける
elif guess > number:
print("大きすぎます")
else:
print("小さすぎます")
- 3回まで挑戦できる
- 正解したらループを抜ける(
break
)
まとめ
- for文で「〇回繰り返す」「リストを順番に処理」できる
- while文で「条件がTrueの間ずっと繰り返す」ことができる
- 繰り返しと条件分岐を組み合わせると、簡単なゲームや便利な処理が作れる
次回は 「関数(自分だけの命令を作る)」 を学んで、プログラムをもっと整理して書けるようにしましょう!
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