前回は「繰り返し(for文・while文)」を学びました。
今回は 関数 を学んで、プログラムをもっと整理して書けるようにしましょう。
1. 関数ってなに?
関数は 「自分だけの命令」 を作る仕組みです。
- 何度も使う処理をまとめられる
- 名前を呼ぶだけで処理を実行できる
- コードが見やすくなる
たとえば、毎回「こんにちは!」を表示する処理を関数にしてみます。
2. 関数の基本
def greet():
print("こんにちは!")
def
は「関数を定義する」という意味greet
が関数の名前()
の中は引数(あとで値を渡せる)- インデントされた部分が関数の中身です
呼ぶときは名前をそのまま書きます👇
greet()
greet()
結果は
こんにちは!
こんにちは!
2回呼んでも同じ処理を繰り返せます。
3. 引数を使ってみよう
関数に 値を渡すこと もできます。
def greet(name):
print("こんにちは、" + name + "さん!")
greet("Ken")
greet("Mika")
結果は
こんにちは、Kenさん!
こんにちは、Mikaさん!
これで「呼ぶたびに違う名前であいさつ」ができます。
4. returnで結果を返す
関数は 計算結果を返す こともできます。
def add(a, b):
return a + b
result = add(5, 3)
print(result)
結果は
8
関数を使うとプログラムが短くなり、何度も再利用できます。
5. 関数を使った簡単なゲーム
前回の数字当てゲームを関数で作ると…
def guess_number(number):
for attempt in range(3):
guess = int(input("数字を入力してください: "))
if guess == number:
print("正解!")
return
elif guess > number:
print("大きすぎます")
else:
print("小さすぎます")
print("残念、正解は", number, "でした")
guess_number(7)
- 1つの関数でゲームの処理がまとまる
- 使いたいときに
guess_number(7)
と呼ぶだけでOK
まとめ
- 関数は「自分だけの命令」を作る仕組み
- 引数で値を渡したり、returnで結果を返したりできる
- 繰り返しや条件分岐と組み合わせると、整理されたプログラムが作れる
次回は 「簡単なゲームや計算プログラムを完成させる応用」 をやってみると、ここまでの知識が生きてきます!
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