8. リスト・辞書を使ってデータを整理しよう

Programming

前回は「簡単なゲームや計算プログラム」を作りました。
今回は、プログラムでデータを整理するための リスト と 辞書 を学びます。


1. リスト(複数のデータをまとめる箱)

リストは、複数のデータを1つにまとめられる箱 です。

fruits = ["りんご", "みかん", "バナナ"]
print(fruits)

結果は

['りんご', 'みかん', 'バナナ']

リストの中身を1つずつ取り出すには for文 を使います。

for fruit in fruits:
    print(fruit, "が好きです")

2. 辞書(名前と値をセットで管理)

辞書は、名前(キー)と値(バリュー)のセット でデータを管理できます。

student = {"名前": "Ken", "年齢": 25, "科目": "Python"}
print(student["名前"])
print(student["科目"])

結果は

Ken
Python

辞書は「名前でデータを呼び出す」イメージです。


3. リストと辞書を組み合わせる

複数のデータを整理するときに、リストと辞書を組み合わせることもできます。

students = [
    {"名前": "Ken", "点数": 80},
    {"名前": "Mika", "点数": 90},
    {"名前": "Taro", "点数": 70}
]

for s in students:
    print(s["名前"], "の点数は", s["点数"])

結果は

Ken の点数は 80
Mika の点数は 90
Taro の点数は 70

これで複数人のデータを管理して一括で処理できます。


4. 応用例:成績判定プログラム

リストと辞書を使って、成績を自動で判定できます。

students = [
    {"名前": "Ken", "点数": 80},
    {"名前": "Mika", "点数": 55},
    {"名前": "Taro", "点数": 70}
]

for s in students:
    if s["点数"] >= 60:
        print(s["名前"], "は合格です!")
    else:
        print(s["名前"], "は不合格です")

結果は

Ken は合格です!
Mika は不合格です
Taro は合格です!

まとめ

  • リスト:複数のデータをまとめる箱
  • 辞書:名前と値をセットで管理
  • リストと辞書を組み合わせると、複雑なデータも整理できる
  • 実際にゲームや成績判定などに応用できる

これで、Pythonでのデータ管理の基礎が身につきました!
次回は 「簡単なファイル操作や保存」 を学び、作ったデータをパソコンに保存してみましょう。

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