11. 簡単な統計計算をPythonでやってみよう

Programming

前回は「グラフ化」でデータを見える化しました。
今回は、Pythonで 平均や合計などの簡単な統計計算 をやってみます。
統計を使うと、データの傾向がさらにわかりやすくなります。


1. 平均・合計を計算してみよう

まずは基本の計算です。

scores = [80, 55, 70, 90, 65]

# 合計
total = sum(scores)
print("合計:", total)

# 平均
average = sum(scores) / len(scores)
print("平均:", average)
  • sum() で合計
  • len() でデータの個数
  • 平均は合計 ÷ データの数

2. max・minも簡単に

データの中で 一番大きい値 や 一番小さい値 も簡単にわかります。

print("最高点:", max(scores))
print("最低点:", min(scores))

3. pandasで表形式データを計算

CSVなどでデータがある場合は、pandas が便利です。

import pandas as pd

df = pd.read_csv("students.csv")

# 平均点
print("平均点:", df["点数"].mean())

# 最高点
print("最高点:", df["点数"].max())

# 最低点
print("最低点:", df["点数"].min())
  • df["点数"] は列のデータを取得
  • mean()max()min() で統計計算

4. 応用例:成績の判定と統計

for s in df["名前"]:
    print(s, "さんの点数は", df[df["名前"]==s]["点数"].values[0])

print("平均点:", df["点数"].mean())
  • 名前ごとの点数を出力しながら平均点も表示
  • グラフと組み合わせると、データ分析っぽいことが簡単に体験できる

まとめ

  • Pythonで簡単に 合計・平均・最大・最小 を計算できる
  • pandasを使うとCSVなどの表データもそのまま統計計算可能
  • データの傾向を数字やグラフで確認できるようになる

次回は 「Pythonでちょっとした実践プログラムを作ってみよう」 をやって、ここまでの知識をまとめて応用します。


コメント

タイトルとURLをコピーしました