12. Pythonで実践プログラムを作ってみよう

Programming

これまでの連載で、Pythonの基礎(変数・条件分岐・繰り返し・関数・リスト・辞書・ファイル操作・グラフ・統計)を学びました。
今回は、それらを組み合わせて ちょっとした実践プログラム を作ってみます。


1. 実践プログラムの例:成績管理アプリ

作るプログラムの機能はこんな感じです:

  • 学生の名前と点数を入力
  • 平均点・最高点・最低点を計算
  • 合格・不合格を判定
  • 結果をCSVに保存
  • 棒グラフで点数を表示

2. コード例

import pandas as pd
import matplotlib.pyplot as plt

# 学生データを入力
students = []
while True:
    name = input("学生の名前を入力(終了はenterだけ): ")
    if name == "":
        break
    score = int(input(f"{name}の点数を入力: "))
    students.append({"名前": name, "点数": score})

# データフレーム作成
df = pd.DataFrame(students)

# 合格判定
for s in df["名前"]:
    score = df[df["名前"]==s]["点数"].values[0]
    if score >= 60:
        print(s, "は合格です")
    else:
        print(s, "は不合格です")

# 平均・最高・最低点
print("平均点:", df["点数"].mean())
print("最高点:", df["点数"].max())
print("最低点:", df["点数"].min())

# CSVに保存
df.to_csv("students_result.csv", index=False)

# 棒グラフで表示
plt.bar(df["名前"], df["点数"], color='skyblue')
plt.title("学生の点数")
plt.xlabel("名前")
plt.ylabel("点数")
plt.show()

3. 実行してみるポイント

  • 学生を何人でも入力できる
  • 入力が終わったら空行を入力すると終了
  • 合格・不合格の判定と平均点などが表示される
  • CSVに保存して後で確認可能
  • グラフで点数の差が一目で分かる

4. まとめ

  • これまで学んだ基礎知識を組み合わせることで、実用的なプログラム が作れる
  • 入力・計算・条件分岐・繰り返し・関数・リスト・辞書・グラフ・ファイル操作を全て活用
  • 初心者でもステップを踏めば、自分だけのアプリを作れる

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