9. ファイル操作を学ぼう(保存・読み込み)

Programming

前回は「リスト・辞書を使ったデータ整理」を学びました。
今回は、作ったデータをファイルに保存したり、ファイルから読み込んだりする方法 を学びます。


1. ファイルに保存してみよう

まずはテキストファイルに文字を書き込んでみます。

# ファイルを書き込む
with open("hello.txt", "w") as f:
    f.write("Hello, Python!\n")
    f.write("これでファイルに保存できました!")
  • "w" は 書き込みモード(新しく作る/上書き)
  • with open(...) as f: でファイルを開くと、自動で閉じてくれます

2. ファイルを読み込む

保存したファイルを読み込むには、次のようにします。

# ファイルを読み込む
with open("hello.txt", "r") as f:
    content = f.read()

print(content)

結果は

Hello, Python!
これでファイルに保存できました!
  • "r" は 読み込みモード

3. CSVファイル(表形式のデータ)を扱う

リストや辞書で作ったデータは、CSV形式で保存すると便利です。
Google Colabでは、pandas というライブラリを使うのがおすすめです。

import pandas as pd

students = [
    {"名前": "Ken", "点数": 80},
    {"名前": "Mika", "点数": 55},
    {"名前": "Taro", "点数": 70}
]

df = pd.DataFrame(students)
df.to_csv("students.csv", index=False)  # CSVに保存
  • index=False は番号列を保存しないオプションです

読み込むときは…

df2 = pd.read_csv("students.csv")
print(df2)

結果は

    名前  点数
0   Ken   80
1  Mika   55
2  Taro   70

4. 応用例:成績データの保存と読み込み

  • テストの点数を入力してCSVに保存
  • 次回プログラムで読み込んで自動で合否判定

これで、作ったデータを繰り返し活用できるようになります。


まとめ

  • open() でテキストファイルの読み書きができる
  • pandasを使えば、リストや辞書のデータをCSVとして保存・読み込みできる
  • データを保存することで、プログラムを作りながら実用的な処理ができる

次回は 「Pythonで簡単なグラフを描いてみる」 を学んで、データを見える化してみましょう。


コメント

タイトルとURLをコピーしました